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眼底検査とは

瞳の奥の写真を撮影して網膜などの状態を見る眼底検査ですが、網膜や視神経の様子から高血圧や糖尿病など全身疾患を発見するきっかけにもなることから、企業の健康診断などに取り入れられています。
また、最近では、眼底検査が将来の病気の発症予測につながることも考えられ、検査の重要性の認識が高まっています。

内臓の血管を見るのと同じ

眼底検査は、照明と観察レンズを用いて医師が診察する方法と、専用の眼底カメラで撮影する方法の2種類があります。どちらも、瞳の奥にある網膜血管の状態や出血の有無などをチェックします。

眼底検査では、緑内障や糖尿病網膜症、網膜色素変性症や黄斑(おうはん)変性症といった視力障害の原因となる疾患の発見、治療が主目的ですが、目の疾患以外に、糖尿病・動脈硬化の原因となる高脂血症や高尿酸血症などを発見することができます。

網膜の血管は、体の中で唯一見ることができる血管で、眼底検査では内臓の血管をつぶさに見ていることと同じ意味を持ちます。そのため、網膜の血管の変化から、高血圧や糖尿病などを早期に発見することにつながり、健康診断などに取り入れられています。

眼底検査のすすめ

山形大学医学部が山形県舟形町の住民を対象に行った研究によると、血圧が正常な人の場合でも眼底検査の結果で「網膜細動脈」と呼ばれる血管のサイズが細い人では、血管が太い人に比べて5年後に高血圧を発症するリスクが高いことが明らかになったという報告もあります。

また、眼底検査によって発見される目の病気の一つに、視野の中心部で物がゆがんだり小さく見えてしまう「加齢黄斑変性症」がありますが、その重症度と、脳卒中や心疾患、認知症の発症率との間に関連があることが分かってきています。このうち脳卒中の場合では、より重症の新生血管を伴う加齢黄斑変性症は発症リスクが約2倍高いことなども判明しています。
このように、現在、少しずつ眼底をめぐる他疾患との関係性が解明されつつあります。

眼底検査は、目の病気以外にも全身疾患のリスクを予見できる検査です。40歳をすぎたら、ぜひ一度、眼底検査を受けることをおすすめします。